食に関わる者にとって安全が第一であることは言を俟ちませんが、昨年から始まった令和の米騒動は、食糧の安定供給もきわめて重要であることを改めて浮き彫りにしました。このような中にあって畜産業を取り巻く環境は厳しさを増しており、各種家畜伝染病の発生、飼料価格の高騰、労働力と獣医師の不足、働き方改革への対応など、日本の畜産業の持続可能性と畜産物の安定供給を脅かす課題が山積しています。これらの課題を解決するための方策として、機械化や自動化の推進、情報通信技術や人工知能の活用など、いわゆるスマート畜産の導入が進みつつあります。
本研修会では、スマート畜産推進に関する国の取組、海外の先進的な導入事例、生体センサーの活用や遠隔診療の現状と今後などについて、行政の担当官あるいは専門の学識経験者に解説していただき、日本の畜産業について理解を深める機会にしたいと考えています。なお今回は、岩手大学、東北大学、東京大学、大阪公立大学、神戸大学、および宮崎大学が持ち回りで開催している6大学共同フォーラムを兼ねていますので、一般の方の参加も歓迎です。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
詳しくは、開催要項をご覧ください。
6大学共催フォーラム 兼 岩手大学獣医学部附属動物医学食品安全教育研究センター
(FAMS)第22回全体研修会 『スマート畜産の現状と展望』開催要項(PDF)
岩手大学獣医学部附属動物医学食品安全教育研究センター(FAMS)Webサイト
https://fams.vet.iwate-u.ac.jp/index.html
月: 2025年6月
令和7年度『岩手大学オープンキャンパス』を8月5日(火)に開催します。
獣医学部では教員・所属学生が研究室・学科紹介を行います。
研究内容はもちろん、講義、施設、学生生活、入試等気になることがあれば何でもお聞きください。
令和7年度 岩手大学オープンキャンパス情報 (岩手大学Webサイト)
プログラム会場、キャンパスマップは以下のリンク(PDFファイル)をご確認ください。
当日のお越しをお待ちしています!
岩手大学 農学部・獣医学部オープンキャンパス(PDF)
※午前中は獣医学部の研究室紹介会場、学部概要・入試説明会の混雑が予想されます。
お時間に余裕を持ってお越しください。
お帰りの時刻までにゆとりのある方は、午後のご来場をお勧めします。
令和7年度オープンキャンパスは、令和7年8月5日(火)に開催します。
詳細については、今後掲載予定です。ご期待ください。
岩手大学オープンキャンパス
https://www.iwate-u.ac.jp/admission/iwateuniv/open-campus.html
獣医学研究科2年の吉野仁美さんが、2025年5月22-23日にインドネシア共和国・Brawijaya Universityで開催された9th International Symposium of the Association Japan-Indonesia Veterinary Education (AJIVE)において、2nd Runner Up in Poster Presentation Sessionを受賞しました。本賞は、ポスター発表の中で優れた発表をした学生に授与されるものです。

発表題目
Expression dynamics of interferon-stimulated genes in bovine whole blood after artificial insemination or embryo transfer
受賞者
獣医学研究科2年 吉野仁美
研究内容
牛が妊娠するためには、受精卵由来のインターフェロンタウ(IFNT)という物質が大きな役割を果たします。これは母牛の血液中の特定の遺伝子(ISG)に影響を与え、その働きから妊娠しているかどうかを早期に判断できる可能性があります。本研究では、人工授精(AI)や胚移植(ET)を受けた牛の血液からISGの値を調べ、妊娠判定の有効性を検討しました。AI牛では19日目にISGが増え、高精度で妊娠を予測できましたが、ET牛では非妊娠でもISGが高く、判定が難しいことが分かりました。これは、AI牛では主に受精に問題がある一方で、ET牛では着床に問題があることを示しています。今後、胚がなぜうまく育たないのかを解明する研究が求められます。