当学部6年生の盛内歩佳さんが、2026年9月15~18日に開催された第32回分子寄生虫学ワークショップにおいて、「肝蛭(かんてつ)メタセルカリアの脱嚢時に胆汁酸はシグナルとして働いている?」と題する研究発表を行い、ベストプレゼンテーション賞(BPA)を受賞しました。本賞は40演題を超える口頭発表の中から優れた発表をした演者2名に授与されるもので、寄生虫学分野の若手研究者の登竜門ともいえる賞です。
肝蛭という吸虫の感染により引き起こされる肝蛭症は、世界的に重要な人獣共通感染症です。肝蛭は、被嚢幼虫(メタセルカリア)が哺乳類の口から取り込まれ、十二指腸で嚢壁から脱出する「脱嚢」を経て感染します。本研究では、脱嚢における胆汁酸の役割を実験的に検討しました。今後、その分子機構を詳しく解明することで、感染初期の防除法の開発に貢献することが期待されます。
