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ホルモンによる下垂体の変化にラットの系統差を発見

獣医学部・大学院獣医学研究科の井上聡さん、佐藤洋教授らの研究グループは、女性ホルモンの一種であるエストロゲンをラットに投与した際、脳の下にある「下垂体」という器官の変化が、ラットの系統によって大きく異なることを明らかにしました。
エストロゲンを投与すると下垂体が大きくなる系統(Fischer 344ラット)と、変化が起こりにくい系統(Brown
Norwayラット)を比較した結果、Fischer 344ラットでは下垂体が大きくなり、組織にも明らかな変化が認められた一方、Brown
Norwayラットでは変化がごくわずかでした。さらに遺伝子の働きを網羅的に調べることで、両系統の反応の違いに関係する可能性のある27個の遺伝子を見いだしました。
本研究は、同じホルモンの刺激を受けても、生まれ持った遺伝的な違いによって臓器の反応が異なる仕組みを理解するための重要な成果です。今後、ホルモンによる細胞の増殖や腫瘍の発生に関わる仕組みの解明、さらには動物や人の病気を理解するための基礎研究への貢献が期待されます。

詳しくは下記ページをご覧ください。

https://www.iwate-u.ac.jp/cat-research/2026/10/008136.html (岩手大学ウェブサイト)